“鉄叫子”の読み方と例文
読み方割合
てっきょうし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
じつは鉄叫子てっきょうし楽和がくわも、従兄弟いとこ銭豹子せんびょうし湯隆も、また道中でつかまえた時遷もそのなかにいて、みなニヤニヤ笑いながら自分を見ている——
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
すなわち病尉遅びょううっち孫立そんりゅう、孫新、また鄒淵すうえん鄒潤すうじゅん、それにかいの兄弟や鉄叫子てっきょうし楽和がくわなどの七名で、なるべく目立たぬようにと、さしひかえている姿だったが
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
鉄叫子てっきょうし。すぐ奥へ行って、毋大虫ぶだいちゅうやおれの妻に助太刀してくれ。そして祝夫人や侍女こしもとなどは殺さぬように、どこか一つの女房にょぼう(女部屋)へ押しこめておくがいいぜ」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)