“病尉遅”の読み方と例文
読み方割合
びょううっち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし、敗陣、せきとして声なしの有様である。林冲りんちゅう秦明しんめい病尉遅びょううっちなどは、なぐさめる言葉もなく、ただ残念そうに、その前で首を垂れていた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「そのうちの一人、病尉遅びょううっち孫立そんりゅうと申すものが、もし陣へお連れくださるなら、一策を献じたいといっておりますが」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それによれば、まず霹靂火へきれきか秦明しんめいの隊を先鋒に出す。つづいて豹子頭ひょうしとう林冲りんちゅう小李広しょうりこうの花栄、一丈青の扈三娘こさんじょう病尉遅びょううっち孫立そんりゅう——などを二番三番と順次に置く。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)