“つれあい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
配偶53.1%
連合29.6%
良人4.9%
配偶者2.5%
所天1.2%
主人1.2%
交際1.2%
1.2%
1.2%
匹偶1.2%
女房1.2%
配合1.2%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「お爺さんのお配偶つれあいなら、お婆さまではありませんか。そろそろさういふお心掛けになられたら?……」
垂水 (新字旧仮名) / 神西清(著)
「いろいろ御親切にありがとう存じます。なに配偶つれあいさえ生きておりますれば、一人で——こん——こんな心配は致さなくってもよろしい——のでございますが」
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
このおばあさんに続いて、たすきをはずしながら挨拶に来る直次の連合つれあいのおさだ、直次の娘なぞの後から、小さな甥が四人もおげんのところへ御辞儀に来た。
ある女の生涯 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
「俺よか年上だが、芸が好きで、俺のこと死んだ連合つれあいに似てるって言った娘さんにまだ会っていねえ。いつ出てみえるんだろう」
寄席 (新字新仮名) / 正岡容(著)
「今はもう、あの子の成人するばかりが楽しみでございます。他国よそへ出る時はお隣りへ預けて参りますが、それでも感心に手習や学問に精を出してくれますから。なに、こんな山家で学問なんぞをと申しますけれど、死んだ良人つれあいが、この子はぜひ世間に出してやりたいと申しておりましたものですから」
大菩薩峠:08 白根山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
ふみ「はい、私の良人つれあいは元は会津様の藩中でございまして、少しばかりお高を頂いて居りましたから、今では商人に成りましても武士の心は離れません、あゝ済まないと、堅い気性から切羽詰りに相成って」
松と藤芸妓の替紋 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
その結果が良かった場合は、稀な幸運としても、大抵の場合は結婚成績が予想外に不良なもので、例えば配偶者つれあいの性質、人格、趣味などが自分と全く融け合わないものであったり、配偶者の境遇に自分が到底同化出来ないことが判ったとき、その女はどうなるでしょうか(これは男が嫁を貰う場合としても同じことです)。
仏教人生読本 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
ところが横浜に高橋という雑貨商があって、随分盛大にやって居ましたが、其主人あるじは女で名はうめ所天つれあいは二三年前になくなって一人娘ひとりむすめ里子さとこというを相手に、贅沢ぜいたくくらして居たのです。
運命論者 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
主人つれあいは其の百人余りの盗賊の頭分かしらぶんになっておりますから
まで案ずる事はあるまい。交際つれあいのありがちな稼業の事、途中で友だちに誘はれて、新宿あたりへぐれたのだ、とう思へば済むのであるから。
夜釣 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
二三日すると呉王は魚につれあいのないのを憐んで、一羽の雌をめあわしてくれた。それは竹青ちくせいという名であった。雌雄は互いに愛しあって楽しく暮していた。
竹青 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
「それは、私の金ですから、昔お世話になったお礼にさしあげます。お帰りになったら、良いつれあいをお求めになるがよいでしょう。幸にあなたには先祖の徳が厚いのですから、まだ子孫に及ぼすことができます。どうかこれから、二度と節制を失わないようにして、晩年を送ってください。」
阿霞 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
なに故と知らねど、あるいは情欲発動の節至って、匹偶つれあいを求むるよりの事かと惟う。
彼のこの趣味も元来もともと好きな道とは言いながら寄る年浪に跡目もなく、若いころの一粒種は行方知れず、ことに三年前に女房つれあいに別れてからというものは、店の用事はほとんど大番頭の喜兵衛に任せきっていたので、ただこの世の味気なさを忘れようとする一つのよすがにしていたらしいとのことだった。
「それはそうだ。これはおれが心なかったな。しかし、さしずめ永の浪々のうちに配合つれあいをなくして、今の境涯に落ちたという仔細しさいだろう?」
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)