“ぜげん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
女衒92.9%
判人2.4%
慶庵婆2.4%
白螞蟻2.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おつねは長屋の人にたのんで、山谷さんやあたりにいる女衒ぜげんに話して貰って、よし原の女郎屋へ年季一杯五十両に売られることになりました。
三浦老人昔話 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
かく語れる時一の鬼その鞭をあげてこれを打ちいひけるは、去れ判人ぜげん、こゝにはたらすべき女なし 六四—六六
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
詐欺、竊盜、シモエア、判人ぜげん、汚吏、およびこのたぐひの汚穢けがれみな第二のひとやくへり —六〇
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
何処へどう散ってしまいましたかな……騒ぎにつけ込んで、大分白螞蟻ぜげんなんかが入込んで来ましたからね。やっぱり魔窟や、奴隷に売られたり、工場だの鉱山へ売られて行ったんでしょう。
雲南守備兵 (新字新仮名) / 木村荘十(著)