“一線”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひとすじ50.0%
ひとすぢ30.0%
いっせん10.0%
いつせん10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
停車場と機関庫の間に一線ひとすじの海が光っていた。そこに快走艇ヤットの赤い三角帆がコルシカからの微風を享楽していた。
踊る地平線:09 Mrs.7 and Mr.23 (新字新仮名) / 谷譲次(著)
かく大いなる圓形の光も神よりいづる一線ひとすぢの光に過ぎず、プリーモ・モービレの天はこの光を受けてその生命(運行)と力(下方に及ぼす影響)とを得
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
俗に云う鼻掴はなつまみの世の中に、ただペルリ渡来の一条が人心を動かして、砲術だけは西洋流儀にしなければならぬと、わば一線いっせん血路けつろが開けて、ソコで砲術修業の願書でおだやかに事が済んだのです。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
小船は動き、輪にまはり、また一線いつせんに歎けども
畑の祭 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)