“いっせん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
一閃60.8%
一銭7.8%
一箭5.9%
一洗5.9%
一川3.9%
一筅3.9%
一僊2.0%
一扇2.0%
一染2.0%
一煎2.0%
一線2.0%
一船2.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ところが、ちょうど彼らがこの教会の橋まできたとき、ヘッセ人はぱっと飛びあがり、一閃火焔となって姿をかきけしたのである。
それを見られると、皆さんが迷惑すると思ってね。わたしは丁度りに入っていたから、外へ逃げ出したんだけれど、一銭も持っていないから、自働電話をかける事も出来ないんでしょう。
ひかげの花 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
! 奇怪! ——怪しの駕籠の中から、二本の腕がぬっと出るやいっしょで、きりきりと双手さばきの半弓が満月に引きしぼられたかと思われましたが、ヒュウと一箭
「頭のつかれを一洗するには、眠るにかぎると承知いたす。君前で居眠りも相成らねば、ほんの寸刻、心身をやすめていました。それもお家の為と信じて」
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
夜半、月の光が一川の蘆と柳とにれた時、川の水と微風とは静にき交しながら、橋の下の尾生の死骸を、やさしく海の方へ運んで行った。
尾生の信 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
多くの同朋衆は、手分けして、各詰所の小部屋で、一筅をそそぎ、茶をじ、香をじて、いをけていた。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
大橋流の書もいし、絵は木挽町の狩野の高弟で、一僊といって、本丸炎上の時は、将軍の居間の画を描いたりしたほど出来たし、漢学も出来る、手をとって教えてもらった。
それとは違う歓びのれからであったが、寧子は、犬千代の小鼓にされて、一扇をひらいて起つと、素直に、幸若のうちの源氏物をふし舞った。
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
この着想前古に無きものなれば、その画面絶後の輪郭を要すること是非無かるべきなり。読者、一染の好憎に執し給うこと勿れ。至嘱。著者謹言
「あんたはなかなか凝っていらっしゃる。さっき流しもとで拝見したぐあいではたいへん上等なお茶を召し上がってのようだが、宇治のいいところがあったら、一煎いれてくださいな」
俗に云う鼻掴みの世の中に、ペルリ渡来の一条が人心を動かして、砲術だけは西洋流儀にしなければならぬと、わば一線血路が開けて、ソコで砲術修業の願書でに事が済んだのです。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
思い思いにを切って海に捨て、水死したあとでも、一船の仲間だとわかるように、一人一人の袖から袖へ細引をとおしてひとつにまとめ、水船にしたまま、荒天の海に船を流した。
藤九郎の島 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)