“ひとひら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
一片85.7%
一弁4.1%
一枚4.1%
一瓣2.0%
一葩2.0%
一閃2.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
沈まば諸共もろともと、彼は宮がかばねを引起してうしろに負へば、そのかろきこと一片ひとひらの紙にひとし。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
うおの渇けるがごとくもだゆる白歯に、傾くびんからこぼるるよと見えて、一片ひとひらの花が触れた。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
墓石にほほ散花ちりばな日を経ればへり朽ちにけり一弁ひとひら一弁ひとひら
白南風 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
一弁ひとひらは飛んで波なき池のみぎわに浮ぶ。
幻影の盾 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
たのしみは、めづらしきふみひとり、はじめ一枚ひとひら ひろげたるとき
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
しかはあれ、人もしわれらのふみ一枚ひとひらまた一枚としらべなば、我はありし昔のまゝなりとしるさるゝ紙の今なほあるを見む 一二一—一二三
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
墓石にほほ散花ちりばな日を經ればへり朽ちにけり一瓣ひとひら一瓣ひとひら
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
すると白薔薇の最後の一葩ひとひらは暫く茎の先で、胡蝶の羽の如くふるへてゐたが、それから茎を離れて、クラリモンドの魂をのせたまゝ、明けはなした窓から外へ翻つて行つてしまつた。
クラリモンド (新字旧仮名) / テオフィル・ゴーチェ(著)
と再び飛びかかって行こうとすると、横からすッと寄った女の影が、逆手に持った短刀を、音もさせずに一閃ひとひらめき、
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)