“散花”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちりばな80.0%
ちるはな20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鉢うづむ藤の散花ちりばなからびて手に触るるほどは音に立つめり
黒檜 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
石のほほ散花ちりばな數ふえて梅雨つゆの日癖の雨期に入りにし
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
白玉か何ぞと問いしいにしえも、かくやと思知おもいしられつつ、あらしのつてに散花ちるはなの、袖にかかるよりも軽やかに、梅花ばいかにおいなつかしく、蹈足ふむあしもたどたどしく、心も空にうかれつつ、半町はんちょうばかり歩みけるが、南無妙。
縁結び (新字新仮名) / 泉鏡花(著)