散花ちりばな)” の例文
鉢うづむ藤の散花ちりばなからびて手に触るるほどは音に立つめり
黒檜 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
石のほほ散花ちりばな數ふえて梅雨つゆの日癖の雨期に入りにし
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
石のほほ散花ちりばな数ふえて梅雨つゆの日癖の雨期に入りにし
白南風 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
墓石にほほ散花ちりばな日を經ればへり朽ちにけり一瓣ひとひら一瓣ひとひら
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
墓石にほほ散花ちりばな日を経ればへり朽ちにけり一弁ひとひら一弁ひとひら
白南風 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
身はゆるになまし。風の散花ちりばなに、水生みづふの草に
第二邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)