“花散里”の読み方と例文
読み方割合
はなちるさと100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
左大将は東北の御殿でそれ以前にすでに毎日監督する舞曲の練習をさせていたから、花散里はなちるさと夫人は試楽の見物には出て来なかった。
源氏物語:35 若菜(下) (新字新仮名) / 紫式部(著)
此の歌は源氏物語花散里はなちるさとの巻に見える光源氏の歌、———
花散里はなちるさとなどへも手紙を送るだけで、逢いには行こうとしないのであったから、かえって京に源氏のいなかったころよりも寂しく思っていた。
源氏物語:13 明石 (新字新仮名) / 紫式部(著)