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いつぺん
語句 | 割合 |
一片 | 43.5% |
一遍 | 30.4% |
一篇 | 8.7% |
一変 | 4.3% |
一變 | 4.3% |
一辺 | 4.3% |
一返 | 4.3% |
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一片のパンも
一塊の
肉もなき
此みじめな
艇中を
見廻して、
再び
私の
顏を
眺めた
姿は、
不憫とも
何とも
言はれなかつた。
「どうせ
此處らの
始末もしねえで
行つたんだから、
一遍は
途中で
歸つて
見なくつちや
成らねえのがだから
同じ
事だよ」
勘次はお
品を
覗き
込やうにしていつた。
慇懃で、なかが
可い。これから
秋冷相催すと、
次第に、
燒芋の
買ひツこ、
煙草の
割前で
睨み
合つて
喧嘩をするのだが、——
此の
一篇には
預る
方が
至當らしい。
それに対して
心持よく洗ひざらした料理屋
橋本の
板塀のために
突然面目を
一変させた。
さらに
二合目を
過ぎて
海拔五千七百尺のあたりへ
來ますと、
林は
一變して
今までの
濶葉樹は
急に
少くなり、
常緑針葉樹ことにもみ
類こみつが、ひのきに
似たとうひやしらべ
等の
巨木が
聳えてゐます。
頭腦が
比較的明暸で、
理路に
感情を
注ぎ
込むのか、
又は
感情に
理窟の
枠を
張るのか、
何方か
分らないが、
兎に
角物に
筋道を
付けないと
承知しないし、また
一返筋道が
付くと