“ひとかた”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
一方93.6%
一肩2.1%
独身0.7%
一型0.7%
一形0.7%
一片0.7%
人形0.7%
尋常0.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのたびごとに宿役人どもはじめ御伝馬役、小前のものの末に至るまで一方ならぬき勤めは筆紙に尽くしがたいことも言ってある。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
一肩っても進じょうがの、対手を一つ聞かなくては、のう。」「お願いです、身体もわるし、……実に弱りました。」「待たっせえ、何とかすべい。」お仏壇へ数珠を置くと
栃の実 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
修「幸三郎さんはか霊岸島辺におになって、其の頃はお独身のよう承わりましたが、只今では御妻君をお迎えになりましたか」
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
女「いじゃアありませんか、貴方本当にお独身ですか」
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
移転ぎも一型ついて、日々の生活もほゞ軌道に入ったので、彼女は泣く/\東京に帰った。妻も後影を見送って泣いた。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
かうして朝の台所が一形つく頃は大抵九時であつた。半ば耄碌しかけてゐる老父は毎日のやうに遠くの町の薬湯へ握り飯を持つて出かけて行つた。
煤煙の匂ひ (新字旧仮名) / 宮地嘉六(著)
戦歿者の葬儀なども終って、一片づきすると、秋風がふき始めた。輿論に耳のないような沈黙を見せて信長は夏の終りを過した。柴田、佐久間など、一時不首尾に悄気ていた面々が
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そして、まるでがつがつした犬のように喘いだり、目を光らせたりして鼻嵐しを吹きながら、そこいらに散らかっている古藁で、人形を作りにかかった。
禰宜様宮田 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
奥様はコンな幸福は無いツて喜んで在らつしやいましたが、感冒の一寸こじれたのがない御最後でせう——私は尋常ならぬ御恩に預つたもんですから、おしまひ迄御介抱申し上げましたがネ
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)