“かた/\”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
一方36.4%
片々31.8%
片方22.7%
方々4.5%
片手4.5%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
突当りは海で、一方かた/\磯馴松いそなれまつの林の堂、手前に武蔵屋と云うちょっと小料理を致す家が有りまする。
三「解らないよ、泥濘ぬかるみへ踏込んでも、どっこい悪い処へ来たとあとへ身体を引いて、一方かた/\の足は汚さねえと云う方だが」
松と藤芸妓の替紋 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
もう片々かた/\の靴を顏の高さ迄持上げて、出來上りに滿足してゐるやうな目つきをして見てゐる。
大阪の宿 (旧字旧仮名) / 水上滝太郎(著)
そして真面目な顔をして、少くも片々かた/\の目で虚空の或る一点を睨んでゐる。
十三時 (新字旧仮名) / エドガー・アラン・ポー(著)
有「旦那さま、誠に恐入りますが、片方かた/\に杖を突いても、此方こっちの腰が何分ちませんから、左の手をお持ちなすって」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
と下女が案内して奥へ通し、八畳敷ばかりの茶の間で、片方かた/\に一間の床の間があって脇の所が戸棚になって、唐木の棚があります。
大「一時遁いっときのがれに請合うけあって、し此の事を御舎弟附の方々かた/\へ内通でもいたすと、貴様のたくへ踏込んで必ず打斬うちきるぞ」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
旦那え、妙な事が有ります、わっちが刀の詮議に市川の方へくと、高嶺たかねから船の胴のへ落ちた死骸は、稻垣小左衞門さまという人で、片手かた/\に一節切を握り、片手には黒羅紗の頭巾を持って血まぶれに成って落ちたので