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一弁
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ひとひら
ふりがな文庫
“
一弁
(
ひとひら
)” の例文
これはよく椿の花の性質を現わしたもので、あの大きい花が、
一弁
(
ひとひら
)
ずつ散るというようなことなしに、ボタリと落ちる、
其処
(
そこ
)
に他の花にない趣があるのである。
俳句はかく解しかく味う
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
「第二を祈念の時期と云う。男、女の前に伏して
懇
(
ねんご
)
ろに我が恋
叶
(
かな
)
えたまえと願う」クララは顔を
背
(
そむ
)
けて
紅
(
くれない
)
の薔薇の花を唇につけて吹く。
一弁
(
ひとひら
)
は飛んで波なき池の
汀
(
みぎわ
)
に浮ぶ。
幻影の盾
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
墓石に
朴
(
ほほ
)
の
散花
(
ちりばな
)
日を経れば
縁
(
へり
)
朽ちにけり
一弁
(
ひとひら
)
一弁
(
ひとひら
)
白南風
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
弁
常用漢字
小5
部首:⼶
5画
“一”で始まる語句
一
一人
一寸
一言
一時
一昨日
一日
一度
一所
一瞥