“ひゃく”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ヒャク
語句割合
75.0%
一銭12.5%
百文12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今の世の妲己のおひゃくは、たくましい情夫と力を合せて、残虐の数々を演じ、忽然として大都会の唯中に消え失せたのだ。
悪魔の紋章 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
様子を聞くと、伝がこの事を意趣にして、子分子方の奴等がしょっちゅう附け廻すんだそうですから、私あ堪らなくなって、舟賃を一銭ひゃく出して、川尻を渡って佃島つくだじまげました。
三枚続 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
食うにこそ不自由はないが、百文ひゃくでも余分のたくわえなどのあろう筈はなかった。
両国の秋 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)