“ぞく”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ゾク
語句割合
22.9%
21.1%
12.8%
11.9%
9.2%
9.2%
6.4%
1.8%
1.8%
剽盗0.9%
(他:2)2.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ぞくに、隧道トンネルもつとながいのも、ゆつくりつて敷島しきしまぽんあひだく。
魔法罎 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
の王がこのんで詩を作りますが、ぞくにいふ下手へた横好よこずきで、一かう上手じやうずでございません。
詩好の王様と棒縛の旅人 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
鴫沢しぎさわてる女その他二三の人の話によるとぞくはあらかじめ台所にしのんで火を起し湯をかした後
春琴抄 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
其時代そのときみかどそむきしぞくち、大功たいこうをなして此畫このゑ引上ひきあげところ
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
築山の草はことごとく金糸線綉墩きんしせんしゅうとんぞくばかりだから、この頃のうそさむにもしおれていない。
奇遇 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
怪獣はラマという動物でらくだのぞくであるが、らくだほど大きくない。これを飼養しようしてならせばうまの代用になる。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
しかしこのたいぞくする土地とちでも、その南部なんぶでは、自然しぜんのまゝにそだつたはやしすくな
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
(ロ)濶葉樹かつようじゆぞくするものは、さくら、もみぢ、やなぎ、あをぎり、くり、かし、しひ、くすなど
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
落城後らくじょうごもなく、城跡しろあとの一三浦みうらぞくはかきずかれましたので
ベンヺ カピューレットの一ぞくのチッバルトが、ロミオが父者てゝぢゃてゝ、書面しょめんをばおくったさうな。
この国家の大事に際しては、びょうたる滄海そうかいの一ぞく自家われ川島武男が一身の死活浮沈、なんぞ問うに足らんや。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
「僕は、成金ばらぞくむをいさぎよしとしないのです。ハヽヽヽ。」
真珠夫人 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
次郎も捕手の仲間に加わる気か何かで、例の野槍をたずさえて、彼と共に飛び出しましたが、桐畑から千ぞくの用水堀まで駆けて来ると、
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「いやなじゃありませんか、親分、くくって二三ぞくぱたいてやりましょうか」
ぞく伝燈広録賢俊伝でんとうくわうろくけんしゆんでん」のうちにはこういう一記事がっている。
私本太平記:11 筑紫帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
わたしたちは十けん(約十八メートル)ばかりかれらの足あとをつけることができた。かれらはつづいて小屋からぬけ出した。ドルスが、ゼルビノのあとにぞくいた。
多「はア二年貯めたゞから勘定はしねえが三千ぞくもあんべいかな」
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
路は一しきりおおいに急になりかつまたせまくなったので、胸を突くような感じがして、晩成先生は遂に左の手こそは傘をつかまえているが、右の手は痛むのも汚れるのもいとってなどいられないから、一歩一歩に地面を探るようにして、まるで四足獣が三ぞくで歩くようなていになって歩いた。
観画談 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
天智天皇の七年、高麗国こまのくにの滅亡するや、その遺民唐のぞくむことを潔しとせず、相率いて我が国に帰化し、その数数千に及び、武蔵その他の東国に住んだが、それらの者のおさ剽盗ぞくに家財を奪われるを恐れ、塚を造り、神を祭ると称し、塚の下に穴倉を設け、財宝を隠匿かくした。
血曼陀羅紙帳武士 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
その頃、落語家の檜舞台といわれた、向こうの垢離場こりばの昼席でトリをつとめて三ぞくそくの客を呼び、めきめき大方の人気を煽り出した圓朝は、いつしか橋ひとつを隔てた土地のこのお絲と恋仲になっていたのだ。
円朝花火 (新字新仮名) / 正岡容(著)
……炬燵こたつすべつてあるきさうな、膝栗毛ひざくりげぞく木曾街道きそかいだう寢覺ねざめのあたりに、一寸ちよつとはさんで。
湯どうふ (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)