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族
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ぞく
ふりがな文庫
“
族
(
ぞく
)” の例文
さればといって——それにグズグズ
手間
(
てま
)
どっているまに、
呂宋兵衛
(
るそんべえ
)
一
族
(
ぞく
)
が
天
(
てん
)
ヶ
丘
(
おか
)
から道をかえて、
勝頼公
(
かつよりこう
)
をとおく
護送
(
ごそう
)
してしまったら
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ある動物の一
族
(
ぞく
)
が死にたえるのは、たいてい人間にやっつけられるためです。しかし、黒ネズミの場合はそうではありません。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
北條某
(
ほうじょうなにがし
)
とやら
申
(
もう
)
す
老獪
(
ずる
)
い
成上
(
なりあが
)
り
者
(
もの
)
から
戦闘
(
たたかい
)
を
挑
(
いど
)
まれ、
幾度
(
いくたび
)
かのはげしい
合戦
(
かっせん
)
の
挙句
(
あげく
)
の
果
(
はて
)
が、あの三
年
(
ねん
)
越
(
ご
)
しの
長
(
なが
)
の
籠城
(
ろうじょう
)
、とうとう
武運
(
ぶうん
)
拙
(
つたな
)
く
三浦
(
みうら
)
の一
族
(
ぞく
)
は
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
ヨーロツパでもハンガリーなどでは
即
(
すなは
)
ちマギアール
族
(
ぞく
)
で
東洋民族
(
とうやうみんぞく
)
であるから、
苗字
(
めうじ
)
を
先
(
さき
)
にし、
名
(
な
)
を
後
(
あと
)
にする。
誤まれる姓名の逆列
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
ベンヺ カピューレットの一
族
(
ぞく
)
のチッバルトが、ロミオが
父者
(
てゝぢゃ
)
へ
宛
(
あ
)
てゝ、
書面
(
しょめん
)
をば
送
(
おく
)
ったさうな。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
▼ もっと見る
「何よりですよ。一つ季節の好い時に一
族
(
ぞく
)
郎党
(
ろうとう
)
を呼び集めて、大々的にお祝いを致しましょう」
親鳥子鳥
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
この王子は、眠っている王女の一
族
(
ぞく
)
が、とうに死にたえて、そのあとに代って来たべつの王家の王子で、その日はちょうど、そのへんに
狩
(
かり
)
に出かけて来たかえり道なのです。
眠る森のお姫さま
(新字新仮名)
/
シャルル・ペロー
(著)
腹を切つた宇佐美左門の一
族
(
ぞく
)
は、非は此方にもあつて敵討も果し合ひもならず、さうかと言つて、此態も捨て兼ねて、長い間散々搜し拔いた末、麹町九丁目の鍵屋金右衞門が
銭形平次捕物控:302 三軒長屋
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
山
(
やま
)
の
中
(
なか
)
に
古池
(
ふるいけ
)
がありました。そこに
蛙
(
かへる
)
の一
族
(
ぞく
)
が
何不自由
(
なにふじいう
)
なく
暮
(
く
)
らして、
住
(
す
)
んでをりました。
ちるちる・みちる
(旧字旧仮名)
/
山村暮鳥
(著)
其後
(
そののち
)
、
田常
(
でんじやう
)
が
簡公
(
かんこう
)
を
殺
(
ころ
)
すに
及
(
およ
)
んで、
盡
(
ことごと
)
く
高子
(
かうし
)
・
國子
(
こくし
)
の
族
(
ぞく
)
を
滅
(
ほろぼ
)
す。
常
(
じやう
)
の
曾孫
(
そうそん
)
和
(
わ
)
に
至
(
いた
)
りて
(三三)
自立
(
じりふ
)
し、
因
(
いん
)
、
齊
(
せい
)
の
威王
(
ゐわう
)
と
爲
(
な
)
る。
兵
(
へい
)
を
用
(
もち
)
ひ
威
(
ゐ
)
を
行
(
おこな
)
ふ、
大
(
おほい
)
に
穰苴
(
じやうしよ
)
の
法
(
はふ
)
に
(三四)
放
(
なら
)
へり。
国訳史記列伝:04 司馬穰苴列伝第四
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
果
(
はた
)
して
然
(
しか
)
らば、ロアイヤル
港
(
こう
)
や、
昔
(
むかし
)
ベスンバ
族
(
ぞく
)
のゐた
部落
(
ぶらく
)
は
右
(
みぎ
)
の
現象
(
げんしよう
)
を
起
(
おこ
)
すに
最
(
もつと
)
も
適當
(
てきとう
)
な
場所
(
ばしよ
)
であつて、
此等
(
これら
)
の
地方
(
ちほう
)
は
他
(
た
)
の
大地震
(
だいぢしん
)
によつて
再
(
ふたゝ
)
び
同樣
(
どうよう
)
の
現象
(
げんしよう
)
を
起
(
おこ
)
すこともあるであらう。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
族
(
ぞく
)
あり其郷ピュラケーと*デーメーテールの聖地たる 695
イーリアス:03 イーリアス
(旧字旧仮名)
/
ホーマー
(著)
わたしはあなたとどちらが一
族
(
ぞく
)
が多いか
競
(
くら
)
べて見ましよう。
古事記:03 現代語訳 古事記
(旧字新仮名)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
あれほど長いこと
敵
(
てき
)
を苦しめぬいてきたこの黒ネズミ
族
(
ぞく
)
の最後のかわりかたに、
驚
(
おどろ
)
かないものはありませんでした。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
私
(
わたくし
)
の
隠
(
かく
)
れていた
所
(
ところ
)
は
油壺
(
あぶらつぼ
)
の
狭
(
せま
)
い
入江
(
いりえ
)
を
隔
(
へだ
)
てた
南岸
(
なんがん
)
の
森
(
もり
)
の
蔭
(
かげ
)
、そこにホンの
形
(
かた
)
ばかりの
仮家
(
かりや
)
を
建
(
た
)
てて、一
族
(
ぞく
)
の
安否
(
あんぴ
)
を
気
(
き
)
づかいながら
侘
(
わび
)
ずまいをして
居
(
お
)
りました。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
ピューッ、ピューッと顔をかすっていく風の
絶
(
た
)
えまにはるかに下をみてあれば、もう
和田呂宋兵衛
(
わだるそんべえ
)
一
族
(
ぞく
)
の列は
蟻
(
あり
)
のように小さく見えながら、天ヶ丘の石段を
降
(
お
)
りきっている。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
というのは、大昔から、
白
(
しら
)
はね
族
(
ぞく
)
の一ばん年上のものが、この
名誉
(
めいよ
)
をになうはずになっていたのです。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
私
(
わたくし
)
はどこまでも
三崎
(
みさき
)
に
留
(
とど
)
まり、
亡
(
な
)
き
良人
(
おっと
)
をはじめ、一
族
(
ぞく
)
の
後
(
あと
)
を
弔
(
とむら
)
いたいのでございます……。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
話をきけば、夜明けとともに、
若君
(
わかぎみ
)
の
伊那丸
(
いなまる
)
は、ふたりを力に、
天
(
てん
)
ヶ
丘
(
おか
)
から
降
(
お
)
りてくる
和田呂宋兵衛
(
わだるそんべえ
)
の一
族
(
ぞく
)
をむかえ、
桑名
(
くわな
)
に送られる父
勝頼君
(
かつよりぎみ
)
をうばいとらねばならぬとのことである。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
馬騰
(
ばとう
)
と一
族
(
ぞく
)
三国志:08 望蜀の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
族
常用漢字
小3
部首:⽅
11画
“族”を含む語句
家族
貴族
親族
種族
一族
魚族
氏族
宗族
血族
華族
族人
族長
鱗族
眷族
遺族
士族
族霊
大族
日本民族
御眷族
...