“一族”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いちぞく44.4%
いちまき22.2%
まき11.1%
やから11.1%
ヒトゾウ11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
可愛かはいいこの一族いちぞくは、土手どてつゞくところ、二里にり三里さんりあしとともにさかえてよろこぶべきことを、ならず、やがて發見はつけんした。——房州ばうしうときである。
木菟俗見 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
大勝の御店おたなにより、石町こくちょうの御隠居の本店ほんだなにより、その他大勝一族いちまきの軒を並べた店々により、あの辺の町の空気は捨吉に親しいものであった。
桜の実の熟する時 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
(いかにやさらば太兵衛一族まき) その馬弱くまだらなる
文語詩稿 一百篇 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
我汝に誓ひて曰はむ(願はくはわれ高きに達するをえんことを)、汝等の尊き一族やからは財布とつるぎにおけるほまれの飾を失はず 一二七—一二九
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
よき一族ヒトゾウの 遠びとのハフ近く—。
我が愛する詩人の伝記 (新字新仮名) / 室生犀星(著)