“南岸”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なんがん50.0%
みなみぎし50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのさい小櫻姫こざくらひめがいかなる行動こうどうたかは、歴史れきし口碑こうひうえではあまりあきららかでないが、彼女自身かのじょじしん通信つうしんによれば、落城後らくじょうごもなくやまいにかかり、油壺あぶらつぼ南岸なんがん
おもふにこの潮流てうりうはラツカデヴ群島ぐんたう方面ほうめんから、印度大陸インドたいりく西岸せいがんぎて、マダカツスル諸島しよたう附近ふきんより、亞弗利加アフリカ南岸なんがんむかつてながれてくものに相違さうゐない、すると其間そのあひだには滊船きせん見出みいだされるとか
南岸みなみぎしは崖になつてゐるが、北の岸は低く河原になつて、楊柳やなぎが密生してゐる。水近いこいしの間には可憐いたいけ撫子なでしこが処々に咲いた。
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
温泉は川岸から湧出わきだしまして、石垣で積上げてある所を惣湯そうゆと申しますが、追々ひらけて、当今は河中かわなかの湯、河下かわしもの湯、儘根まゝねの湯、しもの湯、南岸みなみぎしの湯、川原かわらの湯、薬師やくしの湯と七湯しちとうに分れて
名人長二 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)