“河中”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かわなか50.0%
かはなか25.0%
かちゅう16.7%
かちう8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
河中かわなかに碇泊している帆前船を見物して、こわい顔した船長から椰子やしの実を沢山貰って帰って来た事がある。
河中かはなかに碇泊して居る帆前船ほまへせんを見物して、こわい顔した船長から椰子やしの実を沢山貰つて帰つて来た事がある。
水 附渡船 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
昨日に比してすくなからず減じた水量のために河中かちゅう巌石がんせきという巌石は、ことごとく高く高くせりあがって、重積した横の、ななめ斧劈ふへきも露わに千状万態ばんたいの奇景を眼前に聳立しょうりつせしめて
木曾川 (新字新仮名) / 北原白秋(著)
看上みあぐるばかりの大熊手おほくまでかつぎて、れい革羽織かはばおり両国橋りやうごくばしの中央に差懸さしかゝ候処そろところ一葬儀いちさうぎ行列ぎやうれつ前方ぜんほうよりきたそろくるによしなくたちまちこれ河中かちう投棄なげすて、買直かいなほしだ/\と引返ひきかへそろ小生せうせい目撃致候もくげきいたしそろ
もゝはがき (新字旧仮名) / 斎藤緑雨(著)