“革羽織”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かわばおり80.0%
かはばおり20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私は祖父の古い梨子地なしじかみしもというのも見ました。祖母の縫取模様の衣類や帯、父の若い時に着た革羽織かわばおりというのも見ました。
虫干し (新字新仮名) / 鷹野つぎ(著)
組のまといが動いて行ったあとには、消防用の梯子はしごが続いた。革羽織かわばおり兜頭巾かぶとずきんの火事装束しょうぞくをした人たちはそれらの火消し人足を引きつれて半蔵らの目の前を通り過ぎた。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
看上みあぐるばかりの大熊手おほくまでかつぎて、れい革羽織かはばおり両国橋りやうごくばしの中央に差懸さしかゝ候処そろところ一葬儀いちさうぎ行列ぎやうれつ前方ぜんほうよりきたそろくるによしなくたちまちこれ河中かちう投棄なげすて、買直かいなほしだ/\と引返ひきかへそろ小生せうせい目撃致候もくげきいたしそろ
もゝはがき (新字旧仮名) / 斎藤緑雨(著)