“買直”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かいなほ50.0%
かいね50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
看上みあぐるばかりの大熊手おほくまでかつぎて、れい革羽織かはばおり両国橋りやうごくばしの中央に差懸さしかゝ候処そろところ一葬儀いちさうぎ行列ぎやうれつ前方ぜんほうよりきたそろくるによしなくたちまちこれ河中かちう投棄なげすて、買直かいなほしだ/\と引返ひきかへそろ小生せうせい目撃致候もくげきいたしそろ
もゝはがき (新字旧仮名) / 斎藤緑雨(著)
本屋じゃ幾干いくらに買うか知れないけれど、差当さしあたり、その物理書というのを求めなさる、ね、それだけ此処ここにあればわけだ、と先ず言ったわけだ。先方さき買直かいねがぎりぎりのところなら買戻かいもどすとする。
国貞えがく (新字新仮名) / 泉鏡花(著)