“投棄”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なげす80.0%
とうき20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私たちが今まで居た白樺の林から運び出されたものも在ったろうし、途中で死亡して直接にここに投棄なげすてられたものも在ったろう。
戦場 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
ずっと上流に投棄なげすてられたのが、流れ流れて、水門を越して、滝壺にとまっていたのか、諸説まちまちであったが、大滝附近に人殺しなど行われた様子のない所を見ると
猟奇の果 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
しかるを勝氏はあらかじめ必敗を期し、その未だ実際に敗れざるに先んじてみずから自家の大権たいけん投棄とうきし、ひたすら平和を買わんとてつとめたる者なれば
瘠我慢の説:02 瘠我慢の説 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)