“なげす”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
投棄57.1%
投捨14.3%
14.3%
抛捨14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ずっと上流に投棄なげすてられたのが、流れ流れて、水門を越して、滝壺にとまっていたのか、諸説まちまちであったが、大滝附近に人殺しなど行われた様子のない所を見ると
猟奇の果 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
いつの掃除さうぢをしたものか朝露あさつゆ湿しめつた小砂利こじやりの上には、投捨なげすてたきたな紙片かみきれもなく、朝早い境内けいだいはいつもの雑沓ざつたふに引かへてめうに広く神々かう/″\しくしんとしてゐる。
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
或拗枝妄抛 或はえだりてみだりになげす
向嶋 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
よくるとハコべのわかいのだったので、ア、コリャ助からない、とりじゃあ有るまいし、と手に残したのを抛捨なげすてると、一同みんながハハハと笑った。
野道 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)