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一重羽織
ふりがな文庫
“一重羽織”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ひとえばおり
80.0%
ひとへばおり
20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひとえばおり
(逆引き)
久米君は
見兼
(
みか
)
ねて鉄条綱の向から重い書物の包と蝙蝠傘とを受取ってくれたので、私は日和下駄の
鼻緒
(
はなお
)
を
踏〆
(
ふみし
)
め、
紬
(
つむぎ
)
の
一重羽織
(
ひとえばおり
)
の裾を高く巻上げ、きっと夏袴の
股立
(
ももだち
)
を取ると
日和下駄:一名 東京散策記
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
山嵐はどうしたかと見ると、
紋付
(
もんつき
)
の
一重羽織
(
ひとえばおり
)
をずたずたにして、向うの方で鼻を
拭
(
ふ
)
いている。鼻柱をなぐられて大分出血したんだそうだ。鼻がふくれ上がって
真赤
(
まっか
)
になってすこぶる見苦しい。
坊っちゃん
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
一重羽織(ひとえばおり)の例文をもっと
(4作品)
見る
ひとへばおり
(逆引き)
其
(
そ
)
の人々の中に
長吉
(
ちやうきち
)
は
偶然
(
ぐうぜん
)
にも若い一人の芸者が、口には桃色のハンケチを
啣
(
くは
)
へて、
一重羽織
(
ひとへばおり
)
の
袖口
(
そでぐち
)
を
濡
(
ぬら
)
すまい
為
(
た
)
めか、
真白
(
まつしろ
)
な
手先
(
てさき
)
をば腕までも見せるやうに長くさし
伸
(
のば
)
してゐるのを認めた。
すみだ川
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
一重羽織(ひとへばおり)の例文をもっと
(1作品)
見る
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
重
常用漢字
小3
部首:⾥
9画
羽
常用漢字
小2
部首:⽻
6画
織
常用漢字
小5
部首:⽷
18画
“一重”で始まる語句
一重
一重瞼
一重物
一重目縁
一重咲
一重垣
一重差
一重桜
一重目
一重褄
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