南岸なんがん)” の例文
そのさい小櫻姫こざくらひめがいかなる行動こうどうたかは、歴史れきし口碑こうひうえではあまりあきららかでないが、彼女自身かのじょじしん通信つうしんによれば、落城後らくじょうごもなくやまいにかかり、油壺あぶらつぼ南岸なんがん
おもふにこの潮流てうりうはラツカデヴ群島ぐんたう方面ほうめんから、印度大陸インドたいりく西岸せいがんぎて、マダカツスル諸島しよたう附近ふきんより、亞弗利加アフリカ南岸なんがんむかつてながれてくものに相違さうゐない、すると其間そのあひだには滊船きせん見出みいだされるとか
わたくしかくれていたところ油壺あぶらつぼせま入江いりえへだてた南岸なんがんもりかげ、そこにホンのかたばかりの仮家かりやてて、一ぞく安否あんぴづかいながらわびずまいをしてりました。