“落城後”の読み方と例文
読み方割合
らくじょうご100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
落城後らくじょうごわたくしがあの諸磯もろいそ海辺うみべ佗住居わびずまいをして時分じぶんなどは、何度なんど何度なんどおとずれてて、なにかとわたくしちからをつけてくれました。
落城後らくじょうごそれが何年なんねんになるかとッしゃるか——それはようやく一年余ねんあまわたくしが三十四さいときでございました。まことに短命たんめいな、つまらない一生涯しょうがいでありました。
それからわたくしわれるままに、鎌倉かまくら実家じっかのこと、嫁入よめいりした三浦家みうらけのこと、北條ほうじょうとの戦闘たたかいのこと、落城後らくじょうご侘住居わびすまいのことなど、りのままにおはなししました。