“西岸”の読み方と例文
読み方割合
せいがん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
西風にしかぜかはちるとき西岸せいがんしのをざわ/\とゆるがす。さら東岸とうがん土手どてつたうてげるとき土手どてみじか枯芝かれしば一葉ひとはづゝはげしくなびけた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
おもふにこの潮流てうりうはラツカデヴ群島ぐんたう方面ほうめんから、印度大陸インドたいりく西岸せいがんぎて、マダカツスル諸島しよたう附近ふきんより、亞弗利加アフリカ南岸なんがんむかつてながれてくものに相違さうゐない、すると其間そのあひだには滊船きせん見出みいだされるとか
鬼怒川きぬがは西岸せいがんにもうしてはるきたかつ推移すゐいした。うれひあるものもいものもひとしく耒耟らいしつておの/\ところいた。勘次かんじ一人ひとりである。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)