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みなみぎし
ふりがな文庫
“みなみぎし”の漢字の書き方と例文
語句
割合
南岸
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
南岸
(逆引き)
南岸
(
みなみぎし
)
は崖になつてゐるが、北の岸は低く河原になつて、
楊柳
(
やなぎ
)
が密生してゐる。水近い
礫
(
こいし
)
の間には
可憐
(
いたいけ
)
な
撫子
(
なでしこ
)
が処々に咲いた。
鳥影
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
温泉は川岸から
湧出
(
わきだ
)
しまして、石垣で積上げてある所を
惣湯
(
そうゆ
)
と申しますが、追々
開
(
ひら
)
けて、当今は
河中
(
かわなか
)
の湯、
河下
(
かわしも
)
の湯、
儘根
(
まゝね
)
の湯、
下
(
しも
)
の湯、
南岸
(
みなみぎし
)
の湯、
川原
(
かわら
)
の湯、
薬師
(
やくし
)
の湯と
七湯
(
しちとう
)
に分れて
名人長二
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
南岸
(
みなみぎし
)
の崖の木々の葉は、その
一片々々
(
ひとつひとつ
)
が光るかと見えるまで、無数の螢が集つてゐて、それが、時を計つてポーツと一度に青く光る。川水も青く底まで透いて見える。と、一度にスツと暗くなる。
鳥影
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
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