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一銭
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いっせん
ふりがな文庫
“
一銭
(
いっせん
)” の例文
旧字:
一錢
その夜から、新吉もきえちゃんもわか姉さんもみんな
罰
(
ばつ
)
を受けました。お小使いは
一銭
(
いっせん
)
ももらえなくなるし、三度の食事は二度になりました。それも、犬が食べるような
粗末
(
そまつ
)
な食事でした。
曲馬団の「トッテンカン」
(新字新仮名)
/
下村千秋
(著)
それを見られると、皆さんが迷惑すると思ってね。わたしは丁度
憚
(
はばか
)
りに入っていたから、外へ逃げ出したんだけれど、
一銭
(
いっせん
)
も持っていないから、自働電話をかける事も出来ないんでしょう。
ひかげの花
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
だれも
一銭
(
いっせん
)
ももっていないのだ。ぞうりは買えるわけがない。はだしで帰らねばならないだろうことは、歩いてきた道の遠さと考えあわせて、ぞうりのきれかけたものの気持はよけいみじめだった。
二十四の瞳
(新字新仮名)
/
壺井栄
(著)
尽日無人出一銭
尽日
(
ひねもす
)
人
(
ひと
)
の
一銭
(
いっせん
)
を
出
(
いだ
)
すもの
無
(
な
)
し〕
一夕
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
“一銭”の意味
《名詞》
銭。1871年から1953年まで使用された貨幣の単位。
わずかな金銭。
一文銭。
(出典:Wiktionary)
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
銭
常用漢字
小6
部首:⾦
14画
“一銭”で始まる語句
一銭銅貨
一銭切
一銭橋
一銭雛
一銭蝋燭