“一銭銅貨”の読み方と例文
旧字:一錢銅貨
読み方割合
いっせんどうか100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すずめは、一銭銅貨いっせんどうかをくわえて、おおいそぎで水車すいしゃ小屋ごやの方へとんでいきました。このすずめは水車小屋ののきばにすんでいたのでありました。
落とした一銭銅貨 (新字新仮名) / 新美南吉(著)
新吉しんきちは、三日に一度、町の風呂ふろへ行くとき、おかみさんから一銭銅貨いっせんどうかを三つだけうけ取るきり、お小使銭こづかいせんとしては、ただの一銭ももらえない約束やくそくになっているのです。
曲馬団の「トッテンカン」 (新字新仮名) / 下村千秋(著)
すずめはかぜがなかなかなおらないので、まいにちわらの中にくるまって、落とした一銭銅貨いっせんどうかのことを思っていました。
落とした一銭銅貨 (新字新仮名) / 新美南吉(著)