“新吉”の読み方と例文
読み方割合
しんきち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
新吉しんきちは、九つのとき、ほんの一病気びょうきになってたばかりでんでしまいました。弥吉やきちじいさんの、なげきは一通ひととおりでありません。
都会はぜいたくだ (新字新仮名) / 小川未明(著)
つづいて新吉しんきちがファットマンの鼻へ乗ろうとすると、ファットマンはちょっと鼻をきこんで、しばらく新吉の顔を見ていました。
曲馬団の「トッテンカン」 (新字新仮名) / 下村千秋(著)
門番の勘藏かんぞうがとって二歳ふたつになる新吉しんきち様と云う御次男を自分の懐へ入れて前町まえまちへ乳を貰いにきます。
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)