“一洗”の読み方と例文
読み方割合
いっせん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかも、ごくわずかな時を限って、思いのままに、眼をひらくと、直ちに、百年の眠りから醒めたるごとく、頭脳も肉体も一洗いっせんされて
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「頭のつかれを一洗いっせんするには、眠るにかぎると承知いたす。君前で居眠りも相成らねば、ほんの寸刻、心身をやすめていました。それもお家の為と信じて」
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
一洗いっせんされた頭のかろさと、疲れの去った肉体から、すぐそう分るのであった。
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)