快方こゝろよく)” の例文
立しより是迄に過半くわはんつかすてし上此處にて斯一年餘りの病氣に藥代やくだいは元より旅籠はたご其の外の物入りに大概たいがいつかひ失し今はたくはへものこり少なになりければかくては當所に長く逗留とうりうも成難し然ばとてをつとの病氣今少し快方こゝろよくならねば出立も成まじとお花は一人心を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)