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撼
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ゆるが
ふりがな文庫
“
撼
(
ゆるが
)” の例文
忽ち喝采の聲は柱を
撼
(
ゆるが
)
さんとせり。こは未だその藝を讚むるならずして、先づ其色を稱ふるなり。
所以者何
(
ゆゑいかに
)
といふに、彼は今
纔
(
わづか
)
に
場
(
ぢやう
)
に上りて、未だ
隻音
(
せきおん
)
をも發せざればなり。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
水声が私達の枕を
撼
(
ゆるが
)
すやうにした。
耶馬渓の一夜
(新字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
代りて場に上りしは、此曲の女主人公にして、これに扮せるは二八ばかりの
女
(
をみな
)
なりき。色好む男の一瞥して心を動すべき
肉
(
しゝ
)
おき豐かに、
目
(
ま
)
なざし燃ゆる如くなれば、喝采の聲は
屋
(
いへ
)
を
撼
(
ゆるが
)
せり。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
我聲の威力、その幅員は曲の末解に至りて強さと大さとを加へき。我曲は能く衆人を感動せしめき。我が卓上の物を取りてポツジヨに交付し、これに救助の事を托せしときは喝采の聲
屋
(
いへ
)
を
撼
(
ゆるが
)
したり。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
撼
漢検1級
部首:⼿
16画
“撼”を含む語句
震撼
喧騒震撼
撼動
撼揺
震撼的