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『耶馬渓の一夜』
ふりがな文庫
『
耶馬渓の一夜
(
やばけいのいちや
)
』
町のお祭か何かで、中津の停車場はひどく雑沓した。おまけに、雨はかなりに強く降つてゐる。私達は耶馬渓に行く軌道の方へと行つて見たが、そこにも乗客が一杯押寄せてゐた。 漸く乗るには乗つたが、中々発車しない。あとからあとへと乗客が乗つて来る。大抵 …
著者
田山花袋
ジャンル
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約11分(500文字/分)
朗読目安時間
約18分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
撼
(
ゆるが
)
睜
(
みは
)