“青蚊帳”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あおがや50.0%
あおかや33.3%
あをがや16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いいえ、でも、その青蚊帳あおがやに写した幻燈のような、ぼやけた思い出が奇妙にも私には年一年と愈々いよいよはっきりして参るような気がするのでございます。
(新字新仮名) / 太宰治(著)
次ぎの間にも違棚ちがいだながあって、そこにも小さい軸がかかっていた。青蚊帳あおかやに微風がそよいで、今日も暑そうであったが、ここは山のいおりにでもいるような気分であった。
挿話 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
帰ると直ぐ、私は客間につられた広い青蚊帳あをがやのなかで、あまい眠りにちた。
町の踊り場 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)