青蚊帳あおかや)” の例文
次ぎの間にも違棚ちがいだながあって、そこにも小さい軸がかかっていた。青蚊帳あおかやに微風がそよいで、今日も暑そうであったが、ここは山のいおりにでもいるような気分であった。
挿話 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
帰るが早いか、ほんとうにそのまま青蚊帳あおかやの中へ、楽々と身を横たえました。