“四谷怪談”の読み方と例文
読み方割合
よつやかいだん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
松島座前にはいつものぼりが威勢よくはためいて、四谷怪談よつやかいだんだの皿屋敷さらやしきだの思わず足をとどめさすほど毒々しい胡粉ごふん絵具の絵看板が五、六枚かかげられ、弁や
惜別 (新字新仮名) / 太宰治(著)
伝通院でんずういん縁日えんにちで、からくりの画看板えかんばんに見る皿屋敷のおきくころし、乳母が読んで居る四谷怪談よつやかいだん絵草紙えぞうしなぞに、古井戸ばかりか、丁度其のそばにある朽ちかけた柳の老木おいきが、深い自然の約束となって
(新字新仮名) / 永井荷風(著)