“旦那座”の読み方と例文
読み方割合
だんなざ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大将の鬼は旦那座だんなざから一足びに土間へね下りようとして、囲炉裏いろりにかけた自在鉤じざいかぎに鼻のあなを引っかけてしまった。すると
鬼退治 (新字新仮名) / 下村千秋(著)
土間を正面に見た旦那座だんなざに座っているのが鬼の大将たいしょうであろう。こしのまわりにけものの皮をいて大あぐらをかいている。口の両端りょうはしからあらわれているきばが炎にらされて金の牙のように光っている。
鬼退治 (新字新仮名) / 下村千秋(著)