“打敲”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うちたゝ28.6%
ぶったゝ28.6%
うちたた14.3%
ぶちたゝ14.3%
ぶつたゝ14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
横笛今は心を定め、ほとほととかどを音づるれども答なし。玉をべたらん如き纖腕しびるゝばかりに打敲うちたゝけども應ぜんはひも見えず。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
打敲ぶったゝくとしようよ、毎日此処へ休みながらお前のいう話がみんな為になるよ、あの先達せんだってちょっと聞いたが、神田の方ではお前の噂が高いよ
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
かくは断乎だんことして言放ち、大地をひしと打敲うちたたきつ、首を縮め、杖をつき、おもむろに歩をめぐらしける。
妖僧記 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
打敲ぶちたゝきをされゝばお茶の水の事や何かしゃべれば貴方の御迷惑になろうと思います
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
うそおもふなら、退屈たいくつせずに四日よつか五日いつかわし小屋こや対向さしむかひにすはつてござれ、ごし/\こつ/\と打敲ぶつたゝいて、同一おなじふねを、ぬしまへこさへてせるだ。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)