“おもひいだ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
思出50.0%
憶出25.0%
懷出25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さればとして、終生しふせいわするゝこと出來できぬのは、この權現臺ごんげんだい遺跡ゐせきで、其所そことき勿論もちろん遺物ゐぶつ一片ひとひらにしても、ぐと其當時そのとうじ思出おもひいだすのである。
貫一は愕然がくぜんとして二人のおもてを眺めたりしが、たちまち身の熱するを覚えて、その誰なるやを憶出おもひいだせるなり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
成功せいこうした其時そのときうれしさも思出おもひいでるが、しかおほくは其時そのとき一處いつしよつたともの、んだのや、とほざかつたのや、いろ/\それを懷出おもひいだして、時々とき/″\へん感情かんじやうたれもする。