“おもひで”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
追憶40.0%
思出27.5%
追懷10.0%
追懐7.5%
想出5.0%
追想5.0%
回想2.5%
回憶2.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
数限りなき追憶(おもひで)が口々に語られた。気軽な連中は、階下の客の迷惑も心づかず、その一人が弾くヴアイオリンの音に伴れてダンスを始めた。
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
今から三十数年の昔で明治の終り頃であつたが歳月の記憶も失念してゐるし、記憶も全く薄らいで仕舞つたが思出(おもひで)のままを書いてみることにする。
札幌時代の石川啄木 (新字旧仮名) / 野口雨情(著)
追懷(おもひで)深きかがやきぞ
草わかば (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
一雫も零さないやうにするのは、何も追懐(おもひで)の涙が神聖なからでは無い。成るべく早く瓶を詰めて、喪服を着更(きか)へてしまひたいからだ。多いなかには亭主の事を追懐(おもひだ)しても一向涙なぞ出ないのがある。
而(さ)うして他(た)の小(ちひ)さな子供等(こどもたち)を集(あつ)めて、これらの不思議(ふしぎ)な世界(せかい)の夢(ゆめ)の面白(おもしろ)い話(はな)しをしたなら、自分(じぶん)の過(す)ぎ來(こ)し夏(なつ)の日(ひ)の想出(おもひで)の如何(いか)ばかり、多(おほ)くの子供(こども)を喜(よろこ)ばすことだらうかと思(おも)ひ
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
追想(おもひで)よ、ここにして追想ならじ
有明集 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
広野、湯の丸、籠の塔、または三峯(さんぽう)、浅間の山々、其他ところ/″\に散布する村落、松林——一つとして回想(おもひで)の種と成らないものはない。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
其時は最早あの可傷(いたま)しい回想(おもひで)の断片といふ感想(かんじ)も起らなかつた。唯大きな牛肉の塊としか見えなかつた。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
回憶(おもひで)——そはいと深き林なれば
独絃哀歌 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
回憶(おもひで)しげき荊棘(いばら)の途(みち)に下(くだ)り
独絃哀歌 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)