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回想
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おもひで
ふりがな文庫
“
回想
(
おもひで
)” の例文
広野、湯の丸、籠の塔、または
三峯
(
さんぽう
)
、浅間の山々、其他ところ/″\に散布する村落、松林——一つとして
回想
(
おもひで
)
の種と成らないものはない。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
其時は最早あの
可傷
(
いたま
)
しい
回想
(
おもひで
)
の断片といふ
感想
(
かんじ
)
も起らなかつた。唯大きな牛肉の塊としか見えなかつた。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
式も
亦
(
ま
)
た簡短であつた。単調子な
鉦
(
かね
)
、太鼓、
鐃鈸
(
ねうはち
)
の音、
回想
(
おもひで
)
の多い耳には其も悲哀な音楽と聞え、器械的な回向と読経との声、
悲嘆
(
なげき
)
のある胸には其もあはれの深い
挽歌
(
ばんか
)
のやうに響いた。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
“回想”の意味
《名詞》
回 想(かいそう)
自分の経験した過去を思い出すこと。
(出典:Wiktionary)
回
常用漢字
小2
部首:⼞
6画
想
常用漢字
小3
部首:⼼
13画
“回”で始まる語句
回
回向
回向院
回復
回々
回転
回顧
回々教
回生剤
回教寺院