“しゅんれつ”の漢字の書き方と例文
語句割合
峻烈100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
乱世だ、乱調子の世だ、これをべるには、多少自分たちにつらくてもよい、厳格峻烈しゅんれつに臨まれてもいい。——その代りに
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
平次の言葉の峻烈しゅんれつさに、お国はハッと息を呑みました。美しい顔が真っ蒼になって、額口ひたいぐちから、冷たい汗がにじみます。
その峻烈しゅんれつな性格の奥にとじこめられて小さくよどんだ愛情に触れると、ありきたりの人間からは得られないようななつかしみを感ずる事があった。
或る女:1(前編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)