“しゆんれい”の漢字の書き方と例文
語句割合
峻嶺100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
暫時しばらくすると箱根はこね峻嶺しゆんれいからあめおろしてた、きりのやうなあめなゝめぼくかすめてぶ。あたまうへ草山くさやま灰色はひいろくもれ/″\になつてはしる。
都の友へ、B生より (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
はんかなあまい/\甘酒あまざけ赤行燈あかあんどうつじゆれば、そ、青簾あをすだれ氣勢けはひあり。ねや紅麻こうまえんにして、繪團扇ゑうちは仲立なかだちに、蚊帳かやいと黒髮くろかみと、峻嶺しゆんれい白雪しらゆきと、ひとおもひいづれぞや。
五月より (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
飛騨ひだ信濃しなのさかひはし峻嶺しゆんれいを「日本にほんアルプス」などと得意顏とくいがほとなへ、はなはだしきは木曾川きそがはを「日本にほんライン」といひ、さらはなはだしきは、そのある地點ちてんを「日本にほんローレライ」などといつたものがある。
国語尊重 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)