峻嶺たかね)” の例文
讀者よ、霧峻嶺たかねにて汝を襲ひ、汝物を見るあたかも鼹鼠もぐらが膜を透してみるごとくなりしことあらば、おもへ 一—三
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
砂といふ砂の上には延びたる火片ひのひらしづかに降りて、風なき峻嶺たかねの雪の如し 二八—三〇
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)