“峻刻”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しゅんこく50.0%
しゆんこく50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そうして、一言ひとことも口をかなかった。宗助はこれらの人の顔を一目見て、まずその峻刻しゅんこくなのに気を奪われた。彼らは皆固く口を結んでいた。事ありげなまゆを強く寄せていた。
(新字新仮名) / 夏目漱石(著)
さうして、一言ひとことくちかなかつた。宗助そうすけ是等これらひとかほ一目ひとめて、まづその峻刻しゆんこくなのにうばはれた。彼等かれらみなかたくちむすんでゐた。ことありげなまゆつよせてゐた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)