峻刻しゅんこく)” の例文
そうして、一言ひとことも口をかなかった。宗助はこれらの人の顔を一目見て、まずその峻刻しゅんこくなのに気を奪われた。彼らは皆固く口を結んでいた。事ありげなまゆを強く寄せていた。
(新字新仮名) / 夏目漱石(著)