“急峻”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きゅうしゅん83.3%
きふしゆん16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
赤松谷は爆発火口原であるが、その急峻きゅうしゅんな傾斜面には赤松が生え、もみが生え、しいかしなどの雑木が、鮮麗に頂の緑を見せて鬱蒼うっそうとしている。
雲仙岳 (新字新仮名) / 菊池幽芳(著)
どこも七、八百尺の切りぎし急峻きゅうしゅんをなしており、上の台地は、さらに三段階となって、根小屋、高やぐら、一から四までの土塁曲輪どるいぐるわを形成している。
私本太平記:07 千早帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
地勢は急峻きふしゆんで、流筏いかだの便のある河川に乏しく、只、樹木を伐るだけでは、開発しても容易に持ち運びは出来ないらしい。
浮雲 (新字旧仮名) / 林芙美子(著)